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  この病気にこの名医
 

【第63回】

低再発率と針工夫「酢酸注入」

この病気にこの名医

肝臓がん(内科)(中)

 肝細胞がんの内科的治療の柱となっている「経皮的エタノール注入療法」。超音波ガイド下で皮膚から針を肝細胞がんに刺してエタノールを注入する方法だ。ただし「針を刺す回数の多さ」と「再発が起きやすい」といった問題点がある。

 そこを改善した治療法として「酢酸注入療法」も行われている。肝細胞がんに注入するエタノールを酢酸に代えた療法で、開発者は元埼玉医科大学助教授で、現在、大西内科(埼玉県鶴ケ島市)の大西久仁彦院長(57)である。

 「エタノールを酢酸に代えたのは、酢酸の方ががん細胞を破壊するパワーが断然強いからです。肝細胞がん内の隔壁をエタノールは通過できませんが、酢酸は通過してがん細胞をたたくのです」と、大西院長は言う。

 隔壁を通過することが「針を刺す回数を減らす」ととともに「再発をも少なくした」と考えられる。

 事実、その生存率を比較してみよう。経皮的エタノール注入療法は1年目が93%、2年目が81%、3年目が65%、4年目が52%。一方、酢酸注入療法は1年目が93%、2年目が86%、3年目が83%、4年目が64%となっている。  さらに、再発率はもっと目を見張るものがある。エタノールの再発率は1年目が33・8%、2年目が60・8%、3年目が65・7%、4年目が75%。一方、酢酸の再発率は1年目が8・9%、2年目が37%、3年目が40・3%、4年目が43・8%である。

 再発率をこれだけ抑えられたのは酢酸に代えた以外に、針にも工夫を凝らしたからだ。「針を抜くときにがん細胞を周囲にとばしていると考えたのです。そこで針を二重にしました。それでも直径0・7ミリの針です。まず内側の針を抜いて、そこへコラーゲンでできたパウダーを流し込み、治療部分を詰めて針を抜くとがん細胞は周囲にとびません」。

 2点の改良が酢酸注入療法の好成績を生み出したのである。

【ジャーナリスト 松井宏夫】

◆肝臓がん(内科)の名医◆

 ▽北里大学東病院(神奈川県相模原市)消化器内科・国分茂博講師
 ▽愛知医科大学付属病院(愛知県長久手町)消化器内科・福沢嘉孝助教授
 ▽名古屋市立大学病院(名古屋市瑞穂区)第1内科グループ(肝・膵グループ)・埜村智之講師
 ▽関西医科大学付属病院(大阪府守口市)消化器内科(消化器内科・肝臓内科)・関寿人教授
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