日本のロコ・ソラーレが、準決勝進出に王手をかけた。

米国を10-7で下して連敗を2で止めて、1次リーグ通算5勝3敗とした。 17日の1次リーグ最終戦で対戦するのは、すでに4強進出を決めた首位スイス。強敵相手だが、勝てば無条件で上位4チームによる準決勝に進む。18年平昌五輪銅に続く2大会連続メダルに向けて、運命のスイス戦は17日午後3時5分にスタートする。

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【カーリング】ロコ・ソラーレ、米国に勝利 通算5勝3敗で準決勝王手/ライブ詳細>>

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負ければ1次リーグ突破が厳しくなる一戦で、日本のロコ・ソラーレが踏ん張った。1-0の第2Eに3点をスチールするなど序盤からに優位に進行。第7Eに大量4失点で追い付かれたが、慌てることなく第8Eに2点を勝ち越し、第9Eにも1点スチール。スキップ藤沢は「この勝ちはすごく大きなもの。メンタル的に1番難しい予選後半で、それぞれが強い気持ちで臨めた」とうなずいた。

勝利に結びついたのはスイープ力だ。15日の英国戦で敗れた後に藤沢は、その自分たちの強みを効果的に使えなかったことを反省。「スイープを使えるような試合をしなきゃいけなかった」。その言葉どおり、この日は16日英国戦に比べて弱めにストーンを投じ、リード吉田夕、セカンド鈴木の小柄な2人が、パワフルに氷をはいてストーンを伸ばす場面が目立った。サード吉田知は試合中に何度も「ありがとう、ナイススイープ」と声をかけた。

世界から「クレージースイーパーズ」とおそれられる吉田夕と鈴木の2人。ペブルと呼ばれる氷上の小さな凹凸をブラシでこすって摩擦を減らすことで、石を動かしていく。吉田夕は152センチ、鈴木は146センチと小柄ながら、強力なスイープ力を誇示できるのには理由がある。平昌五輪に出場した山口剛史(SC軽井沢ク)は「大柄な外国選手に比べ、2人ともフォームが低い。ブラシに体重を乗せる比重は、他のプレーヤーよりも大きいはず。さらにブラシを動かすスピードが速い。だからスイープ力が増大する」とひもとく。

2大会連続の4強入りを懸け、1次リーグ最終戦は首位スイスと戦う。相手はここまで1敗しかしていない強敵だが、自分たちのスイープ力を信じて全力でぶつかる。【奥岡幹浩】

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