女子シングルス出場8選手中ただ1人の高校生、日本ランキング6位の船水梓緒里(17=千葉・麗沢高)は1勝1敗のスタートになった。第1戦で同3位の田中愛美(21)に6-7、3-6で敗れたが、須田恵美(57)には6-0、6-0で快勝した。

 今月2日、日本パラリンピアンズ協会(河合純一会長)が主催する奨学金制度「ネクストパラアスリートスカラーシップ」の18年第1期生に選ばれたばかり。パラリンピック出場、メダル獲得を期待される車いすテニス界の期待の星だ。ジュニアの世界ランキングは3位で、1月下旬にはフランスで上位4選手による世界ジュニアマスターズに出場する。

 9日の大谷桃子(22)戦に決勝トーナメント進出がかかる。「勝ち上がって結衣さんとやりたいですね」と船水。ジュニア世界一決定戦に臨む前に、あこがれの世界女王・上地結衣(23)の胸を借りたい。

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 男女シングルスは国内外で活躍するトップクラスの8選手が出場。4人2組に分かれて総当たりの予選リーグを行い、各組上位2人が決勝トーナメントに進出する。大会は3日間で準決勝は9日、決勝は10日に行われる。