日本パラ陸上連盟の増田明美新会長(54)が大会を視察した。

 20年東京パラリンピックへPRの先頭に立つことを期待されて6月に就任したばかり。フットワークよく競技場内を動き回り、選手や大会関係者に声を掛けた。

 「私はなんちゃって会長。パラ陸上、選手の応援団長でありたいと思います」と所信を明かすと、早速秘策? を披露した。

 「選手のみなさんを場内アナウンスで紹介するときに、特徴はもちろん、もっと小ネタをはさんだらどうでしょう。今日も話を聞いていてネコが大好きな選手、関西から車で14時間もかけて出場している選手がいることが分かりました」。

 マラソンや駅伝の解説者として、選手のプラべートに踏み込んだ詳細情報が評判の新会長らしい提案。その取材力を生かして自ら見本を示すのかと思いきや、「私は70歳代の方にしか受けないですから。もっと若い世代にもパラ陸上を見てもらいたいですからね。みんさんの協力もいただいて、盛り上げていきたいです」と報道陣にも協力を呼び掛けていた。