東京オリンピック(五輪)の男子50キロ競歩代表に内定している鈴木雄介(32=富士通)が25日、大会の延期が決まったことを受け、コメントを発表した。

昨秋の世界選手権金メダリストは「まず、中止ではなく延期で合意されたことに感謝したい。既に調整を進めてきたことなどから今年開催してほしかったが、難しいことも理解している。いずれにせよベストな形で大会に臨めるよう、今後も準備を進めていきたい」。

延期になった場合の代表権の扱いは今後、本格的に検討されていく。鈴木は「東京オリンピックを見据え、過酷な環境下のドーハ世界陸上競技選手権大会に挑戦し、金メダルという結果を出して得た代表内定。維持してほしいと強く思っている」。また日本陸連で競歩を担当する今村五輪強化コーチは「個人的見解」とした上で「2021年夏までに開催という前提ならば、維持することは妥当と考えている」とした。