男子200メートル予選で小池祐貴(26=住友電工)が決勝進出を決めた。20秒72(追い風0・7メートル)で1組の2着。中盤以降のスピードが際立った。25日の100メートル4位で東京五輪代表を決定的とし、200メートルでも参加標準記録(20秒24)をすでに突破。日本陸連は400メートルリレーへの負担が大きいとし、原則個人2種目の出場は認めていないが、200メートルも表彰台で五輪権利を得る。「『後半の100メートルを何秒で走れば勝てるかな』って想定したい。先行逃げ切りにはならないと思う」とイメージした。

100メートルで2位に入ったデーデー・ブルーノ(21=東海大)は、20秒76(向かい風0・7メートル)の自己ベストで3組1着。「(24日の100メートル)予選から調子がいいのが分かっていた」と語っていた好調ぶりを維持している。飯塚翔太(ミズノ)は、前日25日に30歳の誕生日を迎えた。20秒86(追い風0・8メートル)の2組1着で貫禄を示し「年齢=レベルと前向きに捉えたい。(参加標準記録を)切って、優勝を目指します」と2連覇と五輪切符を目指す。