橋本聖子五輪相(56)が17日、閣議後の会見で、来日中の国際オリンピック委員会(IOC)トーマス・バッハ会長(66)が来年に延期された東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの新型コロナウイルス感染症対策として、選手のワクチン接種費用を負担する意向を示したことについて「安心安全な大会を実現したいという意欲を示されたもの」と話した。

橋本氏は「WHO(世界保健機関)とIOCの間でワクチンを大会開催の条件にした事実はないと承知している。まずは医療関係者にしっかりとワクチンが行き届かなければならない」と強調。「アスリートにワクチンが回ってくるならば、希望する方は受けるということになると思う。まず、スポーツドクターと相談するのが、今までのワクチンとアスリートの関係性。それぞれの国のスポーツ団体がお決めになることだと思う」とした。