AS日本代表「井村ジャパン」について、日本水連の本間三和子AS委員長(59)は15日、コロナ禍に応じて2種類の強化プランを準備することを明かした。日本代表がオープン参加した大会を終えて「ものすごく技術力は上がった。大きな舞台で経験を積めば、試合で披露できる。強化の方向性も定まった」とした。

まずは国際水連が来春からワールドシリーズ(WS)を再開すれば、積極的に海外に遠征して、国際ジャッジに日本の良さをアピールする。「どんどん出ていきます」と話した。

一方でコロナ禍で国際大会がない場合も予想される。同委員長は「国内で何ができるか考えていく。特別な舞台が必要」。来春の日本選手権、6月のチャレンジカップへのオープン参加を検討。さらに審判員を招いて試合形式での「中間評価会」やデモンストレーション演技の機会も探る。

井村ヘッドコーチ(HC)は「選手は欠けているところを突きつけられた」と試合をする意義を強調する。エース乾も「私たちは五輪があると思って進んでいる。迷いはない」ときっぱり。同委員長は井村HCが希望する五輪会場の東京アクアティクスセンターでの練習についても調整する。