【動画あり】涌井秀章は、なぜ走るのか? 哲学的な問いに、寡黙な男が出した答えとは

中日涌井秀章投手(37)は、今年も過酷なランニングメニューを消化し、体づくりに励んでいます。プロ20年目を迎え、ベテランとも言われる37歳になりましたが、変わらず、クールに走り続けます。ウエートトレーニングや最先端の器具を使ったトレーニングなども注目される今、「なぜ、走るのか」を聞きました。

プロ野球

◆涌井秀章(わくい・ひであき)1986年(昭61)6月21日、千葉県松戸市生まれ。横浜高では2年春にセンバツ準V。04年ドラフト1巡目で西武入団。13年オフにFAでロッテ移籍。19年オフに金銭トレードで楽天移籍。22年オフに阿部寿樹とのトレードで中日移籍。最多勝利4度(07、09、15、20年)沢村賞(09年)ゴールデングラブ賞4度(09、10、15、16年)。08年北京五輪、09、13年WBC日本代表。16年にモデルの押切もえと結婚。プロ通算489試合に登板し、159勝156敗、防御率3・59。185センチ、85キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1億円。

若手従え 急勾配を駆け上がる

涌井は、急勾配な約400メートルの坂道を若手のDeNA小園健太投手(20)、巨人横川凱投手(23)とともに黙々と走った。

若い投手陣たちとの自主トレ期間。その直前には100メートル、80メートル、60メートル、40メートル、20メートルを各3セット走破。37歳を迎えても、衰えぬ走力に衝撃を受けた。

現在の野球界には、同期生のパドレス・ダルビッシュ有投手やドジャース・大谷翔平投手ら、ウエートトレーニングで強靱(きょうじん)な肉体を作り上げた選手が多数活躍する。

かつて、涌井もウエートトレーニングにも取り組んだ時期はあるが、今はやめ、ピラティスや自重でのトレーニング、体幹トレも入れながら、ランニングに最も重きを置く。

「涌井投手は、なぜ、走るんですか?」

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兵庫県出身。報徳学園、関大を経て、2007年に日刊スポーツに入社。
野球部に配属され、同年12月までアマチュア野球担当、 2008年から11年まで1期目の巨人担当、2012~13年まで西武担当(2013年はWBC担当)、2014~16年まで2期目の巨人担当、 2017~18年までアマチュア野球担当、2019~20年まで3期目の巨人担当、2021年は遊軍、2022年からDeNA担当。
身長169・5センチ、体重58~63キロをいったりきたり。