【西武鳥越裕介コーチ】“鬼軍曹”の喜怒哀楽に迫る ずっと聞きたかった質問の答えも

昨シーズン91敗の屈辱から再建を図る西武に、鳥越裕介1軍ヘッドコーチ(53)が就任しました。ソフトバンク、ロッテで要職を務めてきた手腕はいかに。そして若手選手や西武ファンが注目する“鬼軍曹”ぶりは。

ロッテ担当時代に聞けなかった「あのこと」も西武担当としてあらためて尋ねてみました。

プロ野球

◆鳥越裕介(とりごえ・ゆうすけ)1971年(昭46)7月1日生まれ、大分県臼杵市出身。臼杵―明大を経て93年ドラフト2位で中日入団。97年に遊撃手でシーズン守備率9割9分7厘のプロ野球記録を樹立。99年途中にトレードでダイエー移籍。06年現役引退。実働13年、1057試合、504安打、打率2割2分6厘、21本塁打、164打点、49盗塁。翌年からソフトバンク2軍コーチを務め、2軍監督や1軍コーチを歴任。18~22年はロッテで1軍ヘッド、2軍監督を担当。189センチ、94キロ。右投げ右打ち。

ロッテ監督の可能性は? 2年越しの質問直球でぶつけた

会社の上司にも言ったことがない。22年の初秋、私は人知れず大分県臼杵市に降り立った。

臼杵駅の改札では交通系カードが使えなかった。ノスタルジックな街。

鳥越コーチは大分・臼杵市の出身(撮影・金子真仁)

鳥越コーチは大分・臼杵市の出身(撮影・金子真仁)

当時は千葉ロッテマリーンズの担当記者だった。福岡遠征に入る前、自腹で臼杵への特急に乗った。

ロッテは井口資仁監督が翌年も続投することが決定的だった。でも妙な違和感というか胸騒ぎがあった。急転直下の可能性もゼロじゃない。

万が一、井口さんが辞めるなら次の監督は誰だろう。当時2軍監督の鳥越さんしか頭に浮かばなかった。だから鳥越さんが育った臼杵へ向かった。行ったところでそこに答えはないのに、なんとなく。

あれから2年半、あえて直球でぶつけた。

「鳥越さん、ロッテの監督になる可能性はなかったんですか?」

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1980年11月、神奈川県座間市出身。法大卒、2003年入社。
震災後の2012年に「自転車日本一周」企画に挑戦し、結局は東日本一周でゴール。ごく局地的ながら経済効果をもたらした。
2019年にアマ野球担当記者として大船渡・佐々木朗希投手を総移動距離2.5万キロにわたり密着。ご縁あってか2020年から千葉ロッテ担当に。2023年から埼玉西武担当。
日本の全ての景色を目にするのが夢。22年9月時点で全国市区町村到達率97.2%、ならびに同2度以上到達率48.2%で、たまに「るるぶ金子」と呼ばれたりも。