【監修:金子真仁】埼玉西武ライオンズ名鑑2025 ここだけの「ひとこと」/第3回

今年も日刊スポーツの「プロ野球選手名鑑」が雑誌、アプリの2種で発売されました。24年シーズンはちらっとしか拝見しておらず恐縮ながら、25年度版のライオンズ選手への「ひとこと」の編集を担当しました。スペースの都合上、本当に「ひとこと」しか書けない選手も。それならここで。在籍全選手へ、Xと同じ140文字での「ひとこと」を。全4回でお届けします。(背番号は3月15日時点)

プロ野球

53.牧野翔矢捕手南郷キャンプにて最もバットを振った選手の1人。守備での実績、そこからの信用度はまだ古賀悠らに及ばず「打てる捕手」のイメージ付けから着実に成し遂げたい。石川・穴水町の出身で24年元日の能登半島地震では当事者として直面した。昨季は支配下復帰で地元に朗報。今季はより良い知らせを届けたい。

64.龍山暖捕手支配下、育成を含め、昨秋のドラフト会議でただ1人指名された高校生捕手だった。受難の時代ながら地をはうようなスローイングと、創部間もないチームを攻守に引っ張った実績が評価された。意思を感じる強い表情ながら、弱みを見せる姿も周囲から好かれるタイプ。言葉なまりも武器に投手陣の懐に入る。

65.古市尊捕手1軍捕手は分かりやすいミスを見逃してもらえない。昨季は捕逸など試合終盤の致命的ミスが1度で済まず、取り巻く流れが完全に止まってしまった。レギュラー格の打力がない以上、特定の先発投手と組むか、あるいは試合終盤の出場か。信頼取り戻す1年に。春野キャンプでは栗山が古市に興味津々だった。

113.野田海人捕手九州国際大付は高校日本代表にも選ばれた、バランスの取れた好捕手。とりわけ打の対応は早かった。昨年10月に両膝の手術を受け、春野キャンプも春の実戦復帰に向けたリハビリに励んでいた。高校時代にバッテリーを組んだ香西一希投手(早大3年)も先発左腕として飛躍の1年になりそう。負けられない。

122.是沢涼輔捕手努力ぶりは誰もが認める。鉄砲肩に加え、健大高崎高や法大でさえ実績がなかった打撃面の成長ぶりも確かだ。ただそれだけでは1軍はない。レギュラーになれない。「空気を変えられる」は支配下の決定打にはならない。肝心なのは技術と数字と巡り合わせと、視野をもっと広げられるか。認知はされている。

0.児玉亮涼内野手チーム内で通称「だま」。ルーキーイヤーには源田壮亮から「ザ・社会人」と称されたほどの安定感がある。ミスをしても落ちず、しっかり取り戻せるだけのメンタルも頼もしい。二塁手争いに加わるものの絶対的な能力はない。安定感を安心感に変えられるか。長打は少ないものの引っ張れる打撃は隠れ長所。

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1980年11月、神奈川県座間市出身。法大卒、2003年入社。
震災後の2012年に「自転車日本一周」企画に挑戦し、結局は東日本一周でゴール。ごく局地的ながら経済効果をもたらした。
2019年にアマ野球担当記者として大船渡・佐々木朗希投手を総移動距離2.5万キロにわたり密着。ご縁あってか2020年から千葉ロッテ担当に。2023年から埼玉西武担当。
日本の全ての景色を目にするのが夢。22年9月時点で全国市区町村到達率97.2%、ならびに同2度以上到達率48.2%で、たまに「るるぶ金子」と呼ばれたりも。