【監修:金子真仁】埼玉西武ライオンズ名鑑2025 今季も実行「ひとこと」/第4回

今年も日刊スポーツの「プロ野球選手名鑑」が雑誌、アプリの2種で発売されました。24年シーズンはちらっとしか拝見しておらず恐縮ながら、25年度版のライオンズ選手への「ひとこと」の編集を担当しました。スペースの都合上、本当に「ひとこと」しか書けない選手も。それならここで。在籍全選手へ、Xと同じ140文字での「ひとこと」を。全4回でお届けします。(背番号は3月15日時点)

プロ野球

126.谷口朝陽内野手独立リーグで快速球を磨いていたら、経験がほとんどない遊撃手候補としてドラフト指名され本人もびっくり。肉体が発展途上で特に足がまだ細い。ビルドアップと技術習得の両立が必要な段階だ。オフは長谷川信哉の実家に泊まって自主トレも。自身の家族は「かずら橋」で有名な徳島・祖谷渓で旅館を営む。

128.佐藤太陽内野手社会人野球志望からプロ志望に方針転換し、西武に見初められた。神奈川大ではソフトバンク2位の庄子雄大と二遊間を組むことが多かったものの、併殺時の佐藤の動きには光るものが。1軍首脳陣もそこはすでに認知している。入寮時は新人には珍しいブルーのストライプスーツ。着こなしが堂に入っていた。

130.金子功児内野手SNSで話題が広まっているイケメン内野手。とはいえうそかマコトか、高校時代までバレンタインにも全くの無縁だったという本人談。春季キャンプ2軍スタートながら、不在の1軍二塁手争いに名乗りを上げられる位置に。栗山巧を参考にしたフォームで定評の打撃に磨きをかける。課題は守備の安定感か。

134.川野涼多内野手育成再契約となり2年目。間違いなく背水の立場にいる。昨季は右打ち専念でスタートしたものの、今季はあらためて両打ちにトライ。田辺3軍コーチがつきっきりで猛練習に付き合っている。九州男児は攻守両面でアグレッシブながら、粗さの同居が痛い。本当に見せたいものは何なのか。戦略も必要になる。

138.福尾遥真内野手高卒で育成入団した選手が日の目を浴びないまま球界を去る例はいくらでもある。その点で福尾は、入寮時に「大好きです」と今田美桜の写真集を持参しただけで大勝利と言えよう。子どもながら書店員に「どこですか?」と尋ねて買った度胸も見事。健大高崎のV投手佐藤龍月から3安打した技術を磨きたい。

140.仲田慶介内野手強烈な技術を見せているわけでも、強烈な大声を出しているわけでも、強烈に泥にまみれているわけでもない。ただ南郷キャンプでは仲田をなかなかつかまえられなかった。有限の時間を大切に動き回る、はぐれメタルみたいな人。育成入団ながら渡辺久信前GMは二塁最有力候補を「仲田だよ」と言い切った。

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1980年11月、神奈川県座間市出身。法大卒、2003年入社。
震災後の2012年に「自転車日本一周」企画に挑戦し、結局は東日本一周でゴール。ごく局地的ながら経済効果をもたらした。
2019年にアマ野球担当記者として大船渡・佐々木朗希投手を総移動距離2.5万キロにわたり密着。ご縁あってか2020年から千葉ロッテ担当に。2023年から埼玉西武担当。
日本の全ての景色を目にするのが夢。22年9月時点で全国市区町村到達率97.2%、ならびに同2度以上到達率48.2%で、たまに「るるぶ金子」と呼ばれたりも。