【米国野球事情】〈1〉キャッチボール編 鍛えた基礎が技術を磨く―名伯楽の言葉体現

4月中旬から約1カ月、米国に滞在した記者が見た野球事情を全3回でお届けします。日本人選手を中心にメジャーリーグは23試合を取材。強靱(きょうじん)なフィジカルを生かし、投手は剛速球、野手は豪快なスイングでファンを魅了しますが、試合前練習では基礎を大事にするのが〝メジャー流〟。その中でも印象に残ったのは、丁寧にボールを投げ、1球1球を大事にする日本人投手のキャッチボールでした。

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キャッチボールが千賀のお化けフォークを下支えする

キャッチボールが千賀のお化けフォークを下支えする

時間かけ動画チェック―メッツ千賀滉大の場合

4月27日(日本時間同28日)のナショナルズ戦。登板2日後の試合前練習でグラウンドに現れたメッツ千賀滉大投手(32)は、球団スタッフが後ろで動画を撮影する中で、キャッチボールを繰り返した。キャンプ中のブルペン投球でも映像を撮影してもらい、細かくチェックしながら投げる姿が見られたが、この日のキャッチボールもじっくりと時間をかけた。

リリースの瞬間、トップの位置など、自身のチェックポイントを確認するように丁寧に丁寧にボールを投げた。キャッチボール後には投手コーチ、スタッフらと会話を交わし、自らの感覚と照らし合わしているようだった。現地でも「ゴーストフォーク(お化けフォーク)」が注目を集めるが、日々の細かな確認が今季の好成績にも直結する。

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兵庫県出身。報徳学園、関大を経て、2007年に日刊スポーツに入社。
野球部に配属され、同年12月までアマチュア野球担当、 2008年から11年まで1期目の巨人担当、2012~13年まで西武担当(2013年はWBC担当)、2014~16年まで2期目の巨人担当、 2017~18年までアマチュア野球担当、2019~20年まで3期目の巨人担当、2021年は遊軍、2022年からDeNA担当。26年は遊軍。
身長169・5センチ、体重58~63キロをいったりきたり。