【DeNA伊藤光】FA権行使、いま何を思う…記者に語った葛藤、横浜愛、宣言残留

DeNA伊藤光捕手(36)が、国内移籍を視野に海外フリーエージェント(FA)権の行使を決断しました。プロ18年目の今季は6試合の出場に終わりましたが、2軍では75試合に出場し、打率3割9厘をマーク。球団からは勝負強さやリード面、豊富な経験を高く評価され、宣言残留も認められている中、FA権行使に至った思いなどを語りました。

プロ野球

★伊藤選手が語った主な内容

  • 今もまだ悩んでいる 横浜の街もチームも好き
  • 決断に影響を与えたのは自主トレをともにした先輩
  • ファームで好成績 どんな思いで過ごしていたか

◆伊藤光(いとう・ひかる)1989年(平元)4月23日、愛知県岡崎市生まれ。明徳義塾から07年高校生ドラフト3巡目でオリックス入団。14年ベストナインとゴールデングラブ賞。18年7月にトレードでDeNA移籍。通算1063試合、634安打、打率2割3分5厘、30本塁打、262打点、15盗塁。180センチ、88キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸5200万円。

6月28日、巨人戦でバウアーとベンチへ引き揚げる

6月28日、巨人戦でバウアーとベンチへ引き揚げる

「今、思い出しても泣きそう」

伊藤は「今もまだ、悩んでるというか、迷ってるっていう思いも正直あります」と胸の内を明かしながら、FA権行使を決断した理由を語った。

「横浜の街もチームも好きですし、本当にすごく悩んだんですけど、自分の野球人生を考えた時に今しかないのかなと思いましたし、もし、お話をいただけるなら、他球団の評価をお聞きしたいなと。どのチームでも勝負する気持ちは変わりませんし、今後の野球人生に生かせればと思って、決断させていただいた」

自主トレをともにした元西武の中島宏之さんの背中が、自身の決断にも影響を与えた。

「中島さんが引退する間際まで自分が活躍する場を求めてやられてる姿を見たり、聞いたりしていて、自分もそうでありたいなと思った」

2018年7月、オリックスからDeNAにトレード。名前入りタオルを持って記念撮影

2018年7月、オリックスからDeNAにトレード。名前入りタオルを持って記念撮影

18年シーズン途中にトレード移籍したDeNAへの愛着や恩義は強いが、野球人として、勝負したい思いがあるのも事実で、ギリギリまで熟考した末の大きな決断だった。

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兵庫県出身。報徳学園、関大を経て、2007年に日刊スポーツに入社。
野球部に配属され、同年12月までアマチュア野球担当、 2008年から11年まで1期目の巨人担当、2012~13年まで西武担当(2013年はWBC担当)、2014~16年まで2期目の巨人担当、 2017~18年までアマチュア野球担当、2019~20年まで3期目の巨人担当、2021年は遊軍、2022年からDeNA担当。26年は遊軍。
身長169・5センチ、体重58~63キロをいったりきたり。