【巨人大城卓三】史上最速合流で今年に懸ける思い「プロは結果で見せるしかない」

多くを語らないことは、わかっていました。ただ、このオフ、何を思い、何をテーマに臨んでいるのかを聞きたかった。

巨人大城卓三捕手(32)は昨季、プロ入り後最少の56試合の出場に終わり、悔しいシーズンでした。

今季も甲斐拓也捕手(33)、岸田行倫捕手(29)、小林誠司捕手(36)ら強力なライバルとのレギュラー争いが待ち受けます。

昨年の自主トレでは、「たった一言」しか発しなかった男の今年に懸ける思いに迫ります。

プロ野球




◆大城卓三(おおしろ・たくみ)1993年(平5)2月11日、沖縄県生まれ。東海大相模で甲子園に2度出場し、10年夏に準優勝。東海大では14年全日本大学野球選手権で優勝。NTT西日本を経て、17年ドラフト3位で巨人に入団。1年目から83試合に出場。21年から3年連続2ケタ本塁打。23年WBCで侍ジャパン入り。同年の134試合、119安打、打率2割8分1厘、16本塁打、55打点は、いずれも自己最多。昨季、国内FA権を取得し、行使せずに残留。複数年契約を結んだ。昨季は56試合の出場で打率1割8分7厘、3本塁打、10打点。通算811試合、581安打、打率2割5分9厘、65本塁打、260打点。187センチ、95キロ。右投げ左打ち。


合同自主トレした左から、DeNA戸柱、松尾、ロッテ寺地、巨人大城卓(撮影・久保賢吾)

合同自主トレした左から、DeNA戸柱、松尾、ロッテ寺地、巨人大城卓(撮影・久保賢吾)


1月上旬 自主トレスタート

1月4日、大城はDeNA戸柱恭孝捕手(35)、松尾汐恩捕手(21)、ロッテ寺地隆成捕手(20)とともに、捕手4人での自主トレをスタートさせた。早朝からウエートトレーニングに取り組み、午前10時からグラウンドでのメニューを開始。記者が球場に到着した時はベースランニングの真っただ中だった。

戸柱が「おはようございます。今年もよろしくお願いします」と大きな声であいさつすると、大城、松尾、寺地からも大きなあいさつが響いた。先にスタートした寺地、松尾の若手の背中を追って、大城も一塁ベースを駆け抜ける。ベースランニングが終わると、ベンチ前で見つめる記者に笑顔で手を差し出し、力強く握手した。


「ここは関係者以外、立ち入り禁止ですよ」とニヤニヤしながら「遠くまで何しに来たんですか?」ととぼけた。その後ろで松尾、寺地が、笑顔を浮かべながら見つめる。昨年のような、構えた雰囲気はなく、いつもの大城だった。

年末年始を地元の沖縄で過ごし、2日に京都入り。「NTT西日本」での自主トレでは、自分史上最速の合流だった。


本文残り46% (721文字/1554文字)

兵庫県出身。報徳学園、関大を経て、2007年に日刊スポーツに入社。
野球部に配属され、同年12月までアマチュア野球担当、 2008年から11年まで1期目の巨人担当、2012~13年まで西武担当(2013年はWBC担当)、2014~16年まで2期目の巨人担当、 2017~18年までアマチュア野球担当、2019~20年まで3期目の巨人担当、2021年は遊軍、2022年からDeNA担当。26年は遊軍。
身長169・5センチ、体重58~63キロをいったりきたり。