【エンゼルス菊池雄星】「WBC前のめり」自ら作った故郷・岩手の施設から初代表へ思い
エンゼルス菊池雄星投手(34)が昨年12月13日、岩手・花巻市にプロデュースした野球複合施設「King of the Hill(K.O.H)」で自主トレを公開しました。
巨人西舘勇陽投手(23)、常総学院出身で、今季はパドレスのマイナーでプレーしたバルザー・ブライアン投手(21)も参加。午前中は、ウエートトレーニング中心のメニューを消化し、午後からはキャッチボール、ダッシュなどで汗を流しました。花巻東の後輩でもある西舘投手と、ブライアン投手にトレーニングの助言を送る場面も見られ、ブリッジや3点倒立では自ら手本を示し、意図などを説明しました。
練習後の取材では、今オフのトレーニングのテーマやトレーニングに対する考え方、侍ジャパン、2年連続での開幕投手への思いなどを24分間語りました。一問一答でお送りします。
MLB
★菊池投手が語った主な内容
- 縁がなかった代表への思い 前のめりです
- 今井、高橋、平良、羽田ら後輩投手との交流
- 野球もフィジカルが大事 そのわけを解説
◆菊池雄星(きくち・ゆうせい)1991年(平3)6月17日、岩手県盛岡市生まれ。花巻東では甲子園に3度出場し、3年春は準優勝。09年ドラフト1位で西武入団。17年は最多勝と最優秀防御率。ベストナイン2度、ゴールデングラブ賞1度。18年オフにポスティングシステムでマリナーズ入り。22年からブルージェイズでプレーし、23年5月30日ブルワーズ戦で日米通算100勝を達成した。同年は11勝をマーク。24年7月にトレードでアストロズへ移籍。25年はエンゼルスでプレーし、7勝を挙げた。183センチ、95キロ。左投げ左打ち。
「冬にどれだけ頑張ったかで夏の結果が決まる」
―今オフのトレーニングは、どんな思いで臨んでいるのか
野球は夏にするスポーツですけど、冬にどれだけ頑張ったかで、夏の結果が決まると思ってますから、レベルアップを全体的に心技体全て、レベルアップしたいなと思っています。
―力を入れる部分は
今はフィジカル中心の時期ですから、ウエートトレーニングを中心に全体的な筋力アップ、出力の向上に取り組んでいます。
来週あたりから、ブルペンに入って、ストレートの質を高めていくのがオフのテーマです。
―去年よりは早いペースでの調整
昨年より1週間ぐらい早くブルペンに入るかなと思いますけど、やはり2025年シーズンはちょっとストレートの質が落ちたところがありましたので、ストレートをもう1回、球速、質、そういったものを含めて取り戻していくというところです。
やはりストレートあっての変化球
―シーズンで感じたことなのか
やはりストレートあっての変化球ですから、ストレートで空振り率だったりとか、もう少しね、長打を防ぐとか、そういうあたりをもう1度、昨年少し後半苦しんだところがありましたので、そこの質を高めるためのフォーム作りということをやっています。
暖かい中で出来る場所を作れたのは非常に大きい
―オフに岩手で自主トレする意義は
まず、K.O.Hを作って、こういった室内練習場で暖かい中でできる場所を作れたというのは非常に大きいですし、またこういう場所があるからこそ、集まってくれる後輩の選手たち、特に面識のない選手ばかりなんですけど、僕と一緒に練習したいということを言ってくれて、たくさんの野球選手が来てくれますので、みんなから刺激をもらいながらやっています。
―トレーニングメニューの変化は
トレーニングは基本的な考え方、取り組みというのは変わりないですが、より年齢も重ねていきますから、よりボリュームを増やしていったり、また回数を多くしたりとか、そういった工夫はしているので、例年以上にもしかしたらトレーニングしている時間は長いかもしれないです。
メジャー7年…毎日毎日が危機感ばかり
―メジャーで7年プレーし、さらなる強化は
本当に毎日毎日危機感ばかりなので、全く安心できないですし、本当に油断したらすぐ立場がなくなる、居場所がなくなるのがメジャーリーグですから、本当に現状維持というよりは、常に上を目指していかないといけないというのは毎年感じています。
長年、アメリカンリーグでプレーしてますんで、バッターの反応を見ていると慣れてきたというか、そういった部分もありますんで、昨年の成績をベースにして、来年はこのぐらいいけるだろうという気持ちは全くないので、本当にもう1回ゼロから作り直す、2026年バージョンの僕のピッチングというのを作るとそういう思いでやっています。
世界一健康なピッチャーになりたい
―来年35歳だが、進化を続けられる理由は
7年やってきましたけど、やはりフィジカルの差以上にメンタル、本当にトップ中のトップはやっぱりフィジカルもそうですけれども、考え方だったりとかですね、野球に対する取り組み方が素晴らしいなと感じます。
なので、彼らを見て、自分自身も勉強して、日々やってますし、その中でいろんな戦い方があるとは思うんですけど、やっぱり世界一のピッチャーになることは簡単ではないですけど、世界一健康なピッチャーになりたいと常に思って、それが僕自身のメジャーで戦う上で生き残る道かなと思ってますので、やはり4日に1回、5日に1回、安心してチームが菊池雄星とメンバー表に書ける、そういうピッチャーを目指して、息の長いピッチャーになりたいなというのは思っています。
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兵庫県出身。報徳学園、関大を経て、2007年に日刊スポーツに入社。
野球部に配属され、同年12月までアマチュア野球担当、 2008年から11年まで1期目の巨人担当、2012~13年まで西武担当(2013年はWBC担当)、2014~16年まで2期目の巨人担当、 2017~18年までアマチュア野球担当、2019~20年まで3期目の巨人担当、2021年は遊軍、2022年からDeNA担当。26年は遊軍。
身長169・5センチ、体重58~63キロをいったりきたり。
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