現役引退決めた沢村拓一 記者がぶつけた11年前の「問い」

前ロッテの沢村拓一投手(37)が、現役を引退することが決まりました。巨人、ロッテ、大リーグのレッドソックスでプレーし、日米通算549試合に登板。新人王、最多セーブを獲得するなど、球界を代表する「剛腕」として、球史に名を刻みました。

記録にも記憶にも残る15年間のプロ野球生活。巨人の新人時代から取材を続ける担当記者が、11年前と同じ、約束の質問を投げかけました。

プロ野球



沢村拓一(さわむら・ひろかず)1988年(昭63)4月3日、栃木市生まれ。佐野日大から中大を経て、10年ドラフト1位で巨人入団。1年目の11年に11勝(5完投)、防御率2・03(セ・リーグ3位)で新人王。15年に配置転換されると、守護神として2年連続35セーブ以上を記録し16年最多セーブ。20年9月に香月一也とのトレードでロッテ移籍。同年オフに海外FA権を行使しレッドソックス移籍。大リーグで2年プレー後、自由契約となりロッテに復帰した。13年WBC、15年プレミア12日本代表。NPB通算445試合、53勝58敗、79セーブ、防御率2・88。大リーグ通算104試合、6勝2敗、防御率3・39。184センチ、105キロ。右投げ右打ち。


「引退する時聞いてください」

巨人時代の沢村=2019年7月3日

巨人時代の沢村=2019年7月3日


14年シーズンオフ、沢村は当時監督だった原辰徳さんからジャイアンツ球場の監督室に呼ばれた。「来季、クローザーで勝負してもらいたい」と守護神への転向を伝えられた。「やらせてください」と即答すると、「鬼になりなさい」とアドバイスを受けた。

「マウンドにいくのは怖くないです。全く。上がれば『無』。勝つために投げる。ただ、それだけです」。勝負の「鬼」と化し、駆け抜けた守護神転向1年目の15年シーズン。36セーブを挙げた沢村に尋ねた。「鬼になれましたか?」。

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兵庫県出身。報徳学園、関大を経て、2007年に日刊スポーツに入社。
野球部に配属され、同年12月までアマチュア野球担当、 2008年から11年まで1期目の巨人担当、2012~13年まで西武担当(2013年はWBC担当)、2014~16年まで2期目の巨人担当、 2017~18年までアマチュア野球担当、2019~20年まで3期目の巨人担当、2021年は遊軍、2022年からDeNA担当。26年は遊軍。
身長169・5センチ、体重58~63キロをいったりきたり。