【宇野昌磨の言葉/トリノ限定取材】ステファンとの行き違いもブレず進んだ強き王者

【トリノ(イタリア)=松本航】グランプリ(GP)ファイナルで男子の宇野昌磨(24=トヨタ自動車)が初優勝を飾りました。フリーは自己ベストの204・47点を記録し、練習の成果を出せたことに納得した大会。そこから一夜明けた現地トリノ限定の取材では、NHK杯後に起きたステファン・ランビエル・コーチとの行き違い、スケートを滑り続ける意味などを、自らの言葉で語りました。

フィギュア

<GPファイナル>男子シングル優勝:宇野昌磨一夜明け会見

【GPファイナル男子シングル成績】


順位選手SPフリー合計
1宇野昌磨99.99204.47304.46
2山本草太94.86179.49274.35
3イリア・マリニン80.10191.84271.94
4佐藤駿76.62173.54250.16
5三浦佳生87.07158.67245.74
6ダニエル・グラッスル80.40164.57244.97
優勝のメダルを手にする宇野昌磨(AP)

優勝のメダルを手にする宇野昌磨(AP)

納得いく練習できて、緊張しなかった

――王者になり、一夜明けて心境の変化は

宇野 う~ん、そうですね、まぁ一夜では、何も変わらないですね(笑い)。

――周囲についてはナーバスだったというが、自身は自然体のままだったのか

宇野 そうですね。僕は結構、状態はいつもより良かったので「周りの方も安心しているのかな?」と思ったんですけれど、やっぱり試合、世界一を決める大きな大会だったので「皆さんは緊張するんだな」と思いました。僕は今日までの練習で、納得のいく練習が久々にできていた。それが全く緊張につながらなかった、要因かなと思います。

――NHK杯に比べて調子が上がった理由は

大学までラグビー部に所属。2013年10月に日刊スポーツ大阪本社へ入社。
プロ野球の阪神を2シーズン担当し、2015年11月から西日本の五輪競技やラグビーを担当。
2018年平昌冬季五輪(フィギュアスケートとショートトラック)、19年ラグビーW杯日本大会、21年東京五輪(マラソンなど札幌開催競技)を取材。
21年11月に東京本社へ異動し、フィギュアスケート、ラグビー、卓球などを担当。22年北京冬季五輪もフィギュアスケートやショートトラックを取材。
大学時代と変わらず身長は185センチ、体重は90キロ台後半を維持。体形は激変したが、体脂肪率は計らないスタンス。