【中野園子の言葉】4連覇の愛弟子に「良い宿題ができた」 3度目五輪へともに目指す

全日本選手権の女子で史上9人目の4連覇を飾った坂本花織(24=シスメックス)。指導する中野園子コーチが重圧と戦い続ける教え子の演技を振り返りました。師弟ともに納得できる出来ではない中で、26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪へ向けた「いい宿題」と捉えました。厳しくも愛情深い恩師のフリー直後の声を「中野園子の言葉」としてお届けします。(敬称略)

フィギュア

<フィギュアスケート:全日本選手権>◇22日◇大阪・東和薬品RACTABドーム◇女子フリー

女子フリーの演技に臨む坂本(撮影・前田充)

女子フリーの演技に臨む坂本(撮影・前田充)

「4連覇ができるのは、あなただけだから」

22日のフリーを終えてペン取材

―言葉はどのようにかけましたか

最後に「4連覇ができるのは、あなただけだから」という言葉はかけましたけれど、ほとんどそれは気にしていなかったので。私たちは自分と戦って、ちゃんとした演技ができることを祈るだけでしたので、4連覇したからというのと、去年の3連覇とすごく違うかというと、違わないです。ただ去年よりは出来は「もう少しかな」とは思いました。

表彰台で樋口(左)と笑顔で抱き合う坂本。後方は島田(撮影・前田充)

表彰台で樋口(左)と笑顔で抱き合う坂本。後方は島田(撮影・前田充)

会見で笑顔でフォトセッションに納まる優勝の坂本(中央)。左は2位の島田、右は3位の樋口(撮影・前田充)

会見で笑顔でフォトセッションに納まる優勝の坂本(中央)。左は2位の島田、右は3位の樋口(撮影・前田充)

―もう一絞り、二絞りできる感じですか

そうですね。というよりかはかなり今年も緊張が。ファイナルとかで失敗があったので、それを何とかしないと、と思って。練習の調子はとても良かったし、6分間もいつになくよく動いていたんですけれども、やはり重圧が大きかったんだと思います。

平昌五輪女子フリーの演技直前に中野コーチ(右)は坂本のほおを触る(2018年2月23日撮影)

平昌五輪女子フリーの演技直前に中野コーチ(右)は坂本のほおを触る(2018年2月23日撮影)

―重圧というのは、自分の中のものですか

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。