【友野一希の言葉】苦難の今季に思い返す「昌磨君」の言葉 「失敗から学べている」

【ソウル(韓国)=藤塚大輔】3年ぶり4度目の出場となる友野一希(26=第一住建グループ)は79・84点の3位でSPを終えました。ケガなどにも苦しんで来た今季。この日も4回転サルコーが2回転になるミスが出ましたが、心にいま響くのはシーズン開幕前に宇野昌磨さんから聞いた言葉。五輪プレシーズンのテーマとして「失敗」を掲げていたことを思い返し、ポジティブに捉えるように努めました。演技直後の一問一答を、現地メディア限定の「友野一希の言葉」としてお届けします。

フィギュア

<フィギュアスケート:4大陸選手権>◇20日◇ソウル◇男子ショートプログラム(SP)

SP上位3人による会見でメダルを掲げる友野一希(撮影・藤塚大輔)

SP上位3人による会見でメダルを掲げる友野一希(撮影・藤塚大輔)

「ネジ半分いかない、4分の1ぐらい」

SPを終えて

―演技を振り返って

ジャンプ全部、結構いいタイミングと良い流れで出てたんですけど、サルコーはちょっと体がふわっとしすぎてて、そこは心配だった分もあって。でも考えずにタイミングと勢いで、しっかりいこうと切り替えてやったんですけど。ちょっと、なんて言うんでしょうかね、最後ちょっとずつ、ちょい早かったかな。

でも、力んだパンクじゃなかったのは自分が初めての感覚のパンクというか。「なんだこれ?」というジャンプではあったので。跳ぶまでの感覚はすごい完璧だったので、悪い印象はあんまりなく、ポジティブなイメージでフリーに出せるかなと思います。ちょっと今シーズン、フリーがね、ミスが重なることが多いと思うので。できれば両方そろえたかったんですけど、しっかりフリーの分をもう失敗したと思って、あとはしっかり切り替えて、何の不安もなくフリーいけるかなと思います。

男子SPで演技する友野一希(共同)

男子SPで演技する友野一希(共同)

―表情が少し硬かったかなと感じました

え、どうだろう。でも、今日ちょっと緊張してたかもしれないです。

落ち着いてはいったんですけど。さっきもふわふわしていたと言いましたけど、ちょっと緊張はしていたかな。でも、その中ではしっかり出せた、点数がやっぱりちょっと伸びなかったのが、今シーズンちょっとでも失敗するとはかなり響いてくるので。パンクというよりは、しっかり4―3が決まらなかったのが大きいかな。マイナス1点食らってたんで、あれがしっかり決まって2、3点となると、プラス4点、5点変わってくるので。

どちらかというとトーの2本目の迷いじゃないですけど…、迷いかな、ダブルにするかトリプルにするか、攻めたのはいいところだと思ったんですけど、そこちょっと決めたかったですね。

SPのキス・アンド・クライで悔しげな表情を浮かべる友野一希(左)と平池大人コーチ(撮影・藤塚大輔)

SPのキス・アンド・クライで悔しげな表情を浮かべる友野一希(左)と平池大人コーチ(撮影・藤塚大輔)

―ジャンプの時にふわっとしてたっていうのは緊張からなのか、それとも氷との相性的な問題なのでしょうか

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。