【三浦佳生の言葉】転倒にも「笑い止まらなくて」無欲での挑戦 再認識した競技の魅力

【ソウル(韓国)=藤塚大輔】三浦佳生(19=オリエンタルバイオ/明治大)がショートプログラム(SP)5位発進を決めました。今季は左太もも痛に悩まされましたが、今大会は「一番エンジョイしている」とのびのびと演技。得点にも納得感を示しました。和やかな雰囲気で行われたSP後の取材と前日練習後の取材の様子を「三浦佳生の言葉」としてお届けします。

フィギュア

<フィギュアスケート:4大陸選手権>◇20日◇ソウル◇男子ショートプログラム(SP)

男子SPを終えてリンクサイドから引き揚げる三浦佳生(撮影・藤塚大輔)

男子SPを終えてリンクサイドから引き揚げる三浦佳生(撮影・藤塚大輔)

「スケートの楽しさを今思い出しつつあります」

SPを終えて

―SPを振り返っていかがですか

78点ぐらいあれば最終グループに残れて、この順位をキープできればポイントも結構大きく入ってくるので、この辺は行きたいなと思ってたんで、納得っていうか、もう満足で。演技内容的にはやっぱり1回も…。ジャンプ単体の練習はしてましたけど、全然プログラム通しての練習が1回もなかったので、そうなるだろうなっていう(笑い)。なんかそんなちょっと感じはしてて。スピンもぐらついたり、なんか色々、色んなことありましたけど、なんとか最小限に抑えられたのでよかったのかなと思います。

男子SPで演技を披露する三浦佳生(撮影・藤塚大輔)

男子SPで演技を披露する三浦佳生(撮影・藤塚大輔)

―競技人生の中でも一番重圧がなかったのではないでしょうか

もう、一番今エンジョイして試合してて。もうこれまでにないぐらい、っていうかここから先もうないだろうなっていうぐらいエンジョイして試合してますし、ほんとに早くオフに入って、ジャンプを1回やめて筋力をまず戻すところからしっかりやっていきたいのと、やっぱりみんなに足が細くなったってよく言われるので、この足をまずは元通りにしたい思います。

―三浦選手はほかの選手の演技を見るタイプだと思いますが、チャ・ジュンファン選手の歓声の後に最後に演技することについてはいかがでしたか

いや、まあ特になんとも思ってなかったんですけど、ただ韓国好きなんで。なんかそんなに変な感じなく、普通に滑ってました(笑い)。

男子SPで演技を披露する三浦佳生(撮影・藤塚大輔)

男子SPで演技を披露する三浦佳生(撮影・藤塚大輔)

―改めてスケートの楽しさを再認識する部分もありましたか

そうですね。ほんとにスケートの楽しさを今思い出しつつありますし、特に今日のループの転んだところ。練習で起きないようなことが起きるっていうのが、やっぱりスケートの試合だと思うので、あれはスケートを表してるのかなっていうふうに思いますし、シンプルにあの転び方はちょっとダサかったなと(笑い)。転んだ瞬間からもう笑いが止まらなくて。「ダッサー」って言うのと、そうなるだろうなみたいな、予想通りだわみたいな感じで(笑い)。

―あのような転倒になった要因はどういうところでしたか

フリップ降りた段階で無理だろうなっていうのがなんとなくわかってて。もう完全にフリップ詰まってたので、そこからもう、でも別に今回いっかって思って締めていきましたね。

男子SPで演技を披露する三浦佳生(撮影・藤塚大輔)

男子SPで演技を披露する三浦佳生(撮影・藤塚大輔)

―来季に向けて今季得たものはありますか

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。