【りくりゅうの言葉】「向上心が自分たちを苦しめていた」原点回帰で目指す世界の頂点

【ボストン=松本航、藤塚大輔】愛称「りくりゅう」の三浦璃来(23)木原龍一(32)組(木下グループ)が、2季ぶりの優勝へ納得の首位スタートを決めました。SP76・57点をマーク。今季の自己ベストにはわずかに及びませんでしたが、2位に2点差近く付け「このプログラムの完成形を最後の最後に披露できた」と互いに喜びをかみしめました。公式練習後の現地限定のインタビューと合わせ「りくりゅうの言葉」としてお届けします。

フィギュア

<世界選手権>◇26日(日本時間27日)◇米ボストン◇ペアショートプログラム(SP)

公式練習に臨む三浦璃来(左)木原龍一組(以下、撮影はすべて藤塚大輔)

公式練習に臨む三浦璃来(左)木原龍一組(以下、撮影はすべて藤塚大輔)

「今までにないアディオスをしたい」

SPを終えて

―点数を含めて演技の感想をお願いします

三浦今シーズンのベストに近い点数をいただけたので、今シーズン積み上げてきたものがうそじゃなかったなって感じた試合でした。

木原ベストには少し届かなかったんですけれど、今シーズンテーマにやってきた表現、パフォーマンスっていうことを、しっかり技をはめながら披露することができたので、このプログラムの完成形を最後の最後に披露することができたので、レベルは今日気にせず、素直にうれしいなっていう気持ちです。

公式練習に臨む三浦(右)木原組

公式練習に臨む三浦(右)木原組

―いい表情が見られました。終わった時の心境はいかがでしたか

三浦最初から自信をもって臨めたので、結果的に大きなミス終われて良かったなって笑顔でした。

木原久しぶりの1番だったので、どうなるかなって思ってたんですけど、無事に怪我なく終えることができたんで良かったなと安心してました。

―6分間練習から表情は柔らかかった。緊張などはありませんでしたか

三浦緊張は程よく程度で、そんなガチガチにはなってなかったです。あと、やっぱりお客様の応援が自分たちの力になったかなって思います。

木原ほんとに程よい緊張感で、自分を追い詰めることなく、全てにおいてウォームアップであったり、バスの移動であったり、楽しんで試合に臨むことができたかなと思います。

―優勝に向けてはどうですか

三浦自分たちらしく結果を求めすぎずに、1つ1つやってきたことをこなしていきたいなって思います。

木原4大陸から楽しむっていうことをテーマにやってきて、今回もショートプログラムはすべての練習から楽しむっていうことに続けてきた結果が今日のいい結果に繋がってると思うので、明日ももちろん少しでも上に行きたいっていう気持ちはありますけども、少しでも楽しむ、1ミリでも楽しむっていう思いをお客様にも僕たちが楽しんでる姿を届けたい。

ペアSPを終えて氷上で抱き合う三浦(左)木原組

ペアSPを終えて氷上で抱き合う三浦(左)木原組

―競技を楽しむために心がけていることはありますか

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。