【りくりゅうの言葉】“便乗ガッツ”に込めた昨季の教訓…明るい表情が際立つワケ

3月の世界選手権で金メダルの「りくりゅう」こと三浦璃来(23)木原龍一(33)組(木下グループ)が、今季初の国際大会となる木下グループ杯に臨み、SPで79・94点をマークしました。今年4月の世界国別対抗戦でマークした自己ベスト(80・99点)に肉薄しての、首位発進です。

ミラノ・コルティナ五輪シーズンとなる今季は、公式練習から明るい表情が際立ちます。その理由について語りました。

開幕前日の取材対応と、SP後のコメントを「りくりゅうの言葉」としてお届けします。

フィギュア

<チャレンジャーシリーズ(CS)木下グループ杯>◇大阪・関空アイスアリーナ◇ペア・ショートプログラム(SP)

ペアSPで演技する三浦、木原組(全て撮影・前田充)

ペアSPで演技する三浦、木原組(全て撮影・前田充)

9月6日:SPを終えて

-演技を振り返っていかがですか

三浦今年の夏は本当に良い練習が積めていて、それが本当に良かったものだなと再確認できたショートプログラムでした。現状の評価を知ろうということで挑んで、ツイスト(リフト)と最後のバックインサイドでレベルが取れていなかったと知れたので、次の試合に向けてそこを直していけたらなと思います。

木原初戦ですけど、ある程度、前回の地元(カナダ)のローカル大会より点数を伸ばすことができたので良かったなと思います。ただ、レベルの取りこぼしは2つあって、その点は非常に残念。たぶん80点を取れていたと思うんですけど、去年は同じようなシチュエーションで追い込みすぎてしまったので、まあいいか、今日はもう十分かな、って。けがなく初戦のショートを終えられて良かったかなと思います。

-フリーに向けて確認したいポイントは何ですか

三浦新しいリフトが1つ入っているので、その加点をどこまで伸ばせるのかを知りたいなと思います。明日も、けがなく笑顔で滑り切れればいいなと思います。

木原初戦なので完全を求めすぎず、ショートと一緒になってしまうんですけど、こんなもんだよね、っていうような軽い気持ちで。やってきたことは確かなものがあるので、それをある程度、出せればいいかなって思います。

-ガッツポーズも出ました。良いスタートが切れたということですか

三浦エレメンツに関しては、自分自身のフィーリングで言うと、去年のシーズンよりも良かったので、本当にこのシーズンの初戦から79点を出してもらって、このショートプログラムに自信を持って、シーズンを駆け抜けられるかなと思いました。

木原璃来ちゃんが横でガッツポーズをしているのが見えて、僕はそんなにするつもりはなかったんですけど、やっとくか、みたいな(笑い)。

三浦便乗ガッツポーズ(笑い)。

木原ワンテンポ、遅れているんだよ、映像見たら(笑い)。(演技については)ちょっとレベルが取れてないな、というのは思う。確信はありましたが、そんなに考えなくていいかって。去年の記憶があって、追い込みすぎると良くないので。またちょっとマイナスな方向にいきそうになったんですけど、もう十分か、って思って一緒に便乗ガッツポーズをしていました。

-昨季初戦のロンバルディア杯とは全く違いますか

三浦今シーズンは先生方にも言っていただけるんですけど、本当に準備が早くできているので、今回も自信を持って挑むことができたかなと思います。

-木原選手はプラス思考になりましたか

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。