心のゆとりとプロフェッショナルの調和「りくりゅう」が金メダルをつかめた理由

フィギュアスケート・ペアの「りくりゅう」こと三浦璃来(24)木原龍一(33)組(木下グループ)が、ミラノ・コルティナオリンピック(五輪)で金メダルを獲得しました。

フリー世界歴代最高の158・13点をたたきだし、自己ベストの合計231・24点。ショートプログラム(SP)5位から首位との6・90点差を逆転したのは、現行の採点方式では最大でした。

“りくりゅうフィーバー”が巻き起こる中、記者は心のゆとりとプロフェッショナルに着目。その両面が強く表れた25年4大陸選手権を振り返ります。

フィギュア






日本記者クラブでの会見で笑顔を見せるミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケート・ペア金メダルの三浦(右)と木原(撮影・宮地輝)

日本記者クラブでの会見で笑顔を見せるミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケート・ペア金メダルの三浦(右)と木原(撮影・宮地輝)


巻き起こる“りくりゅうフィーバー”

“りくりゅうフィーバー”が起きている。

SNSでは次々と写真や反響の声が流れてくる。テレビやニュースでも連日のように取り上げられている。

これまでフィギュアにあまり関心がなかった知人からも「りくりゅうすごいね」「感動したよ」という連絡が届く。

大逆転での金メダル。強固な絆。飾らない人柄。

その1つひとつが、多くの人の心に届いているのだと思う。

時の人となった2人を見ながら、思い返すシーンがある。

日本記者クラブの会見で記念撮影する木原(左)と段の上に立つ三浦(撮影・宮地輝)

日本記者クラブの会見で記念撮影する木原(左)と段の上に立つ三浦(撮影・宮地輝)

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。