【出羽ノ龍 新十両昇進会見】「来年の九州は、幕内、三役で帰ってきたいです」
モンゴル出身で初土俵から6年を要して新十両となった出羽ノ龍が11月26日、福岡県新宮町の出羽海部屋宿舎で記者会見に臨みました。
会見の全文をお送りします。
大相撲
―初めに代表でNHKから質問させていただいて、その後、各社の皆さんからの質問です。まずは新十両昇進おめでとうございます
ありがとうございます。
―今、率直にどんなお気持ちですか
出羽ノ龍素直にうれしいです。
―入門から6年。どうですか6年という期間は
出羽ノ龍早いようで、すぐ6年たっちゃった。でも、考えてみたらもう6年もたった。長かった思いもあります。
―十両昇進は、どういう形で知りましたか
出羽ノ龍朝、親方からお電話いただいて、「正式に決まったよ」って言われて。
―どんな思いがこみ上げてきました
出羽ノ龍素直にうれしかったです。今場所、5番勝ったら可能性があるって言われて、で5番勝って、でもちゃんと正式にこの日までしかわかんないんで、もうなんかちょっとドキドキしながらいました。
―モンゴルにはもう連絡は
出羽ノ龍はい、両親に連絡しました。
―両親はどんな
出羽ノ龍すごい喜んでくれました。
―入門から、順調に番付を上げて1年で幕下に上がった。そっからが結構時間かかりましたよね
出羽ノ龍そうですね。
―振り返ってどうですか
出羽ノ龍なんかちょくちょくケガとかもあったりして。でも、あんまりケガのせいにもしたくないんで、やっとちょっとずつ自分の力がついてきて、上がれたなって感じです。
―最初に5枚目以内に上がったのが令和4年の春場所で
出羽ノ龍はい。
―あの時は全休でしたよね
出羽ノ龍そうです。
―あの時はどういう状況だったんですか
出羽ノ龍その前の初場所の時に、場所中に首を痛めてしまって。親方と相談して、まだ若いんで、20歳とか21歳だった。これからの相撲人生考えたら、ここで無理する必要はないという親方との話し合いになって、それで休場しました。
―でも、そこからまた5枚目以内に戻ってくるのに2年
出羽ノ龍特に苦しいなっていうのはなかったんですけど、とりあえず早く上がりたいなという一心だけでした。
―この1年も5枚目以内に何度も上がりながら、なかなかそこを突き破れなかった
出羽ノ龍そうですね。
―今場所は何か変わった部分がありましたか
出羽ノ龍自分の中ででも、これっていうのは特別なんかあるわけじゃないんですけど。ちょっとずつ積み重ねてきたのが身になったかなと。
―特に何か相撲の技術的な部分、変えてきた部分
出羽ノ龍あんまりないんですけど。稽古場とかではよく、そのおっつけっていうのが自分の中で意識して、左四つが得意なんですけど、最初に左四つにならなくても、おっつけて相手に圧力かけて、最終的に左四つになるっていうのを意識してやってます。
―この場所も左で前まわしを狙うような。そんな立ち合いもね、何番か
出羽ノ龍そうですね。それも左前まわしより、左前引っかけて左四つになるっていう、相手が嫌がって、左を差す。
―その辺りがやっぱり変わってきたのが今回の
出羽ノ龍そうですね。
―特に今場所の7番の中で、この相撲がきっかけになったってのはありますか
出羽ノ龍やっぱ2勝1敗になって、旭海雄戦ですかね。
―長い相撲でした
出羽ノ龍名古屋で当たって、僕が負けて、向こうが名古屋で新十両決めて。やっぱ、同級生なんですよ。同学年で。あんまりなんか自分はほかと自分を比べたくないですけど、やっぱどっかで意識するとこもあったんで、そこが一番良かったです。
―名古屋の時は。左四つになって、攻め込んでいきながら逆転負け。今回はかなりこう、我慢して
出羽ノ龍そう辛抱して。なんか喜んで攻め急いじゃう相撲があるんですよ。今場所も負けた2番もそうだった。結局土俵際で逆転。稽古でも常によかったのに。常にその土俵際のことを逆転言われてますけど。旭海雄戦はもう慎重に慎重にいきました。
―あの1番で勝ったことで、かなりこう自信が
出羽ノ龍はい、そうです。
―高校時代はこの福岡で過ごして、前相撲も福岡。福岡でこの十両を決めたっていうのはどうですか
出羽ノ龍でもほんと言うと福岡で関取で帰ってきたかったんですけど、でもこうやって高校がある福岡で新十両を決めたんで、ほんとによかったです。
―関取にとっては福岡ってのはどういう意味
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1996年入社。特別編集委員室所属。これまでオリンピック、サッカー、大相撲などの取材を担当してきました。X(旧ツイッター)のアカウント@ichiro_SUMOで大相撲情報を発信中。著書に「稽古場物語」「関取になれなかった男たち」(いずれもベースボール・マガジン社)があります。
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