【箱根駅伝2027〜早大・本田桜二郎の絆】集団転校経て羽ばたく「シン・早大三羽がらす」

来年1月の箱根駅伝で、大学3大駅伝制覇を達成した2010年度以来となる総合優勝を目指す早大。4月に入学した本田桜二郎(1年)は昨冬の全国高校駅伝「ビッグ3」の黄金ルーキーです。高校時代には指導者を追って集団転校した過去もありますが、大学進学後のトラックシーズンでは世界でも躍動。「シン・早大三羽がらす」の頼もしい同期とともに秋の大学駅伝に向けて飛躍を誓いました。

陸上

◆本田桜二郎(ほんだ・おうじろう)2007年(平19)4月6日生まれ、福岡県出身。中学までバスケットボール部に所属。大牟田高から陸上に転向した。指導者を追って高3時に鳥取城北高に転校後はU20日本選手権で2冠、全国高校駅伝1区区間3位で好走した。早大進学後は日本選手権1500メートル2位。U20世界選手権3000メートル銅メダルを獲得した。5000メートル自己ベストは13分32秒61。

早大の本田桜二郎

早大の本田桜二郎

世界のトラックでU20日本歴代2位

19歳の本田が、いきなり世界のトラックでその名を刻んだ。

8月に行われたU20(20歳未満)世界選手権男子3000メートル決勝。

レースは序盤から優勝したキプロノ(ケニア)の独走劇。本田は5番手付近で淡々とペースを刻んだ。

残り1周を知らせる鐘が鳴る。2位のフランス選手と競り合いながらスパートをかける。2番手を走っていたケニア選手をかわした。ゴールが近づくと、自然とさらに力がわいた。

「メダルが見えてきた。これはもう取るしかないと思った」。

3着となった7分48秒49は、世界陸連によると順大時代の三浦龍司(SUBARU)に続くU20日本歴代2位の好記録。「思ってもいなかったタイム」と自己ベストでの表彰台を誇った。

中1日で挑み、14着に終わった1500メートル決勝では途中、先頭を牽引(けんいん)する見せ場もつくった。

だが、3000メートルで日本勢初のメダルをつかんでも、本田には「満足」の表情はなかった。

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スポーツ

泉光太郎Kotaro Izumi

Kanagawa

神奈川県横浜市生まれ。2019年に大学卒業後、地方紙に入社。警察担当記者を経て翌20年から運動部に異動し、アマチュア野球やインターハイ、箱根駅伝100回大会など取材。
24年パリ五輪・パラリンピックでは地元選手を追ったものの、現地取材はかなわず…。しかし、オリンピック関連取材をきっかけに本格的にスポーツ記者を志し、翌25年春、日刊スポーツに転職。高校野球取材で西東京大会を担当後の8月からスポーツ部の一員となった。
サッカー日本代表の森保一監督にあいさつした際には「完全移籍選手」と命名された。趣味は料理と駅伝観戦。自宅で、ぬか床を育てるなど発酵食品が好き。