皆さま、こんにちは。8月に3年ぶりに鈴鹿8時間耐久ロードレースが行われました。公私ともにお世話になり、先輩アスリートとして多くのことを学ばさせていただいている青木宣篤(のぶあつ)さんが現役レーサーを引退されました。


青木宣篤さん(右)、お疲れさまでした。第2の人生も頑張ってください! 左はオートレーサーの青木治親さん
青木宣篤さん(右)、お疲れさまでした。第2の人生も頑張ってください! 左はオートレーサーの青木治親さん

出会いは確か、31歳のころ。僕が通うトレーニングもできる「ひらい接骨院」で、痛がって悲鳴を上げているおじさんがいた(笑い)のが、始まりです。バイクの世界では誰もが知っている青木3兄弟の長男の青木さん(次男・拓磨、三男・治親)が、先生にひいひい言わされていました。

その後、食事をさせていただき、アスリートとして意気投合する部分がありました。学校でいえば、同じ学区内のご近所でもあります。

青木さんには忍耐力、継続する強さを学びました。きついトレーニングを僕より年齢がひと回りも上の方がやっていたので、強い部分を見せてもらってます。

また、僕が18、19年の鈴鹿8耐で、2つのチームで総監督をさせていただけたのも青木さんが縁。知らなかった世界を経験し、そこからの人脈も広がりました。

プライベートでは明るいし、よく笑うし、おおらかな方。でも、勝負になると目つきも雰囲気もがらっと変わる。ここにかける! という思いの強さがあり、スイッチの入り方、オンオフのメリハリがすごい。勝負にいった時の雰囲気の変わり方が、プロとしてすごいと思います。

その空気を吸わせてもらったことが大きかった。これは僕のレースにも生き、そこからボートレースを好きになってくれた人もいたので、すごく良かったです。知らなかった世界を知り、勝負の厳しさを感じられました。

今回で現役のレースは辞めますが、ライディングスクールなどをやったりしています。バイクがうまくなりたい、また興味のある方も、青木さんの第2の人生をぜひ注目してください。(ボートレーサー)