【古村亮・オレに任せろ】

 ◆10R 2日目、予想的中のキーワードは「風」だ。そこでチョイスしたのは10R4号艇の菊地孝平。風向、風速の変化に動じないミクロの感性は、他の追随を許さない。どんな風にだって立ち向かうボート界屈指の攻撃力が、今日もさく裂する。

 初日は、これぞ菊地孝平というさすがのレース内容だった。3Rは5コースから、今村豊が作った展開を素早くまくり差して1着。7Rはイン速攻で難なく押し切り、唯一の連勝発進を決めた。代名詞であるスタートは、2走ともトップタイミングだ。「回っている最中が、すごくいい。操作性、ブレーキの利きがいいです」。相棒の63号機は複勝率34・1%と中堅クラスだが、早々に数字以上の手応えをつかんだ。

 「神風」が味方になる。2日目はスタートラインに対して向かい風が強く吹く予報。4コースカドの菊地を奮い立たせるには申し分ないコンディションだ。スタートについて「小回り付近とダッシュはイメージが湧きました」。答えは単純明快、まくり一撃で独り旅。菊地がまくり切る展開ならば、続くのは同じく快速男の久田敏之。(4)から(5)の2、3着流し8点を強気に買う。