【古村亮・オレに任せろ】

 ◆10R SGの3日目にもなると、パワー相場は完全に確立される。ましてパワー差が激しい平和島だ。人間、素直になるのが一番。10R、大外枠の不利を強烈な出足で克服する石野貴之に◎を打つ。

 2日目11Rで対戦した白井英治の言葉が最大の決め手だった。「僕のも十分だけど、石野にフル(ダッシュ)で来られたら…。あいつがトップだね」と絶賛したのだ。

 白井の言葉は決しておおげさではない。2日目2Rは3コースから、まくり差し一閃(いっせん)。追いすがる平尾崇典と山田康二を、バックでぐんぐんと突き放した。そして後半11Rは2コースから差し損ねたように見えたが、回ってからグッと出て2着。「ペラを初日と違う形にして、伸びは落ちずに出足が良くなった。出足はえぐかった」。複勝率49・4%の46号機は今、最高潮に仕上がっている。

 10R、石野の相手は枠の利がある桐生順平、実戦足抜群の久田敏之と魚谷智之の3人。着以上の足を見せる白水勝也を3着に押さえれば万全だ。(6)-(1)(2)(3)-(1)(2)(3)(4)が大本線。(1)(2)(3)-(6)-(1)(2)(3)(4)を少々。