【前検リサーチ】

 注目のエース2号機は、高山秀雄が手に入れた。4月の初降ろしから、すでに半年以上が過ぎても複勝率60・5%を誇り、勝率7点台、優出10回(優勝3回)と目を引く数字を残す。高山は「少しいい感じがしたぐらい。そんなにすごく出ますか?」と逆取材してきた。「でも、これだけ数字が残ってますからね」と笑顔も垣間見えた。同班からは、「2号機にはやられる」との声が相次いだ。

 その他の班でも、好素性機は評判を集めた。エース機に次ぐ、複勝率53・6%の66号機を引いた新美進司も「伸びは少しいいかなという気がしたけど、重かった」と伸びに一定の良さを感じ取った。こちらも同班の山崎義明から「新美(進司)さんにはだいぶいかれた」と早くもパワー差を感じさせる発言が出た。

 近況好リズムの渡辺伸太郎に矢野素也、前検1番時計の前川竜次も、好素性機の片りんを見せた。