山口拳矢(24=岐阜)が予選に続いて準決9Rを逃げ切り、特別昇班へ“マジック1”となった。

前受けから一本棒は崩れずに打鐘を迎えた。「突っ張るかどうするか、ドキドキした」と振り返るが、結局後ろからの反撃はなく、そのまま押し切って加藤正法とワンツーを決めた。

決勝9Rは中部4車で結束。同期で練習仲間の小浦凪との並びが注目されたが、山口は「2人上がったら、僕が前と決めていました」。

小浦とは前回の四日市でも同じあっせんだったが、小浦が準決で敗れ、決勝での連係はお預けになっていた。初の決勝切符をつかんだ小浦は「チャレンジでは最初で最後の連係かも」と安堵(あんど)の表情。

山口は「豊橋は兄貴(聖矢)も特別昇班した場所。負けられないです」と気合十分だった。