チャレンジ準決3Rはスタートを決めた123期のルーキー小笠原一真(24=青森)が2着に入った。「突っ張るつもりだった」が、バック本数40本を超える野見泰要に赤板で押さえられて、打鐘から野見と激しい先陣争いを繰り広げた。結果は後ろにはまった野見に直線で差されたが、パワーで2着を死守した。

「この前の対決でも野見さんに番手に入られて、まくられたんですよ。やっぱり強い。また勝てなかった」

小笠原は前場所の前橋で完全優勝しているが、実はこれがデビュー初Vだった。7月からはA級2班昇格が決まっており「できるだけ逃げて力をつけたい」と決勝に向けて気合を入れ直した。