別府競輪G3「開設69周年記念・オランダ王国友好杯」の開幕が、いよいよ明日に迫った。

G1全日本選抜、G2サマーナイトフェスティバルに続き、今年3度目の当地G開催。その全てに参戦の浅井康太(三重)が、V候補筆頭として注目を集める。

前走・競輪祭で2予敗退を喫し、9年連続グランプリ出場を逃した。しばらく無念を引きずるだろうし、過酷な6日間5走から中4日。それでも挑む背景には、全日本での落車・失格、サマーナイトでの準決敗退がある。今度こそ別府のファンに本領をアピールできるか。初日の特選12Rで好発進を決め、雪辱への弾みをつけたい。

渡辺一成(福島)木暮安由(群馬)原田研太朗(徳島)山田英明(佐賀)らG1決勝クラスが浅井に立ちはだかる一方、近況好調な若手も名を連ねるだけに要チェックだ。

特に光る存在は松井宏佑(神奈川)。ナショナルチームの一員として世界を舞台に戦う多忙の中、前走・競輪祭は敗者戦ながらも3連勝を果たして今シリーズにつなげた。初日の出番は1予メインの11R。同型がそろったが力の差は歴然で、不動の軸となる。

オープニング1予1Rの1番車には、追加配分の小林泰正(群馬)が入った。こちらも、2場所前の京王閣でS級初Vを飾るなど充実一途の気鋭。枠の利を生かし、勢いを見せつけたい。