【山本幸史・ヤマを張れ】

 西王座は近畿勢が5人勝ち上がってきました。もう1つ、興味が湧くのが、9人中7人がタイトルホルダーということ。新旧S班による、夢のグランプリに見えてきます。

 ◆11R西王座 最新のタイトルホルダー、三谷を素直に信頼。初日の白虎賞も9着とはいえ、打鐘前から駆けて最終4角まで持ちこたえていた。2予ではまくりで1着を飾りながら「僕がもう少し早く仕掛けていれば…。今日も悔しい」と、ラインでの決着ができなかったことを悔やんでいたほど。求めるレベルが高い。西王座は誰も駆けなければペース駆けが可能。逆に、稲垣が逃げる雰囲気なら破壊力のあるまくりが打てる。稲垣、連日気迫みなぎる村上義との勝負。3連単(7)=(9)から(1)(2)(3)(6)(8)と(7)=(1)から(2)(3)(6)(8)(9)。2車単で(7)(6)を押さえる。

 ◆12R東王座 郡司は2予の後「もう少しいい状態に持っていけると思う」と、上積みに自信をのぞかせていた。同型を比較しても逃げる関東勢の後ろを奪う走りができるのは郡司が最有力。まくりで関東撃破に挑む。3連単(7)=(8)から(1)(2)(3)(4)(5)と、(7)から(1)(2)(4)(5)の2、3着付け。