村上義弘(42=京都)が2着で決勝行きを決めた。

 三谷竜生をたたき切った稲垣裕之に乗って直線追い込んだが、中団外からまくった山田英明にわずかにかわされた。

 レース後は「山田が強かった。(村上)博幸も連れ込めれば良かったですけど…」と神妙な面持ちだった。

 5月の和歌山全プロ記念で落車してからの復帰戦。「体は万全な状態ではない」と打ち明ける。それでも、12年の京王閣グランプリは肋骨(ろっこつ)を骨折したまま優勝した。

 肉体を超越する魂の走りで「近畿のG1」である高松宮記念杯制覇に挑む。