深谷知広(30=愛知)が逃げ切り2連勝で準決行きを決めた。2予A9Rで浅井康太を振り切っての逃走劇に「少しオーバースピードな感じだったけど、残れて良かった」と確かな手応えを口にした。前橋は、11年高松宮記念杯で史上最速G1制覇を飾った思い出のバンク。一方で、落車による負傷が影響し、低迷期も味わった、深谷にとってのターニングポイントになっている舞台だ。

G1で2連勝の勝ち上がりは、14年名古屋日本選手権(決勝3着)以来6年ぶり。深谷が因縁の地で輝きを取り戻す。