準決10Rの郡司浩平(30=神奈川)は、新田祐大-守沢太志のまくりを猛追し、最後は意地で守沢を抜いた。

「ここで決勝に乗っておかないと、次(11月競輪祭)が苦しくなる。まずは乗れて良かった」。地元平塚で行われる年末のKEIRINグランプリへの出場は、重大使命なのだ。

新田のまくるスピードを後ろで体感したことで、決勝の腹も決まった。「直線勝負では届かない。先に動きます」。単騎の戦いにはなるが、決勝12Rは強い気持ちで前前へと車を進める。