小川勇介(38=福岡)に追い風が吹いている。

特選11Rに出走予定だった松本貴治が急病で当日欠場となったため、1予5着でも1人だけ2予進出のチャンスが出た。そして、5着9人で選考順位が最上位だった小川が、2予に滑り込んだ。

「1予はタツ(松岡辰泰)の気持ちがうれしかったし、レースでもやれることはやったと思ってた。でも、恵まれましたね。これは非常にでかい」と小川は笑顔で勝ち上がりを喜んだ。

大分の日出暘谷高を卒業した小川にとって、別府競輪場は地元も同然。「今回は大分、福岡勢でも僕1人だけ。地元のつもりで走りたい」。2予・9Rではツキも生かして、準決進出を目指す。