初日の宇都宮競輪場は快晴から始まったが、突然豪雨になったり安定しない天候となった。G1戦は勝ち上がらないと意味がないので、ペースが上がらないレースが多かった。前にいられるかどうかは時の運もあるが、自ら考えて取ることも大事。21万円超えの高配当を演出した松本詩乃は、前にいられたことが1着につながった。初手の大切さを改めて感じた。
予選11Rは太田美穂が、人気の尾崎睦、尾方真生を破って1着で準決に駒を進めた。周回中から尾崎と尾方の攻防が続く。隊列が落ち着いた後に、太田美は誘導員の後ろに入った。戦法に迷いがない太田美が有利に進めた形だ。普通開催は先行で勝てても、G1になると先行で勝つのは難しい。だから「自在に走りたい」が、ガールズで強引な位置取りはできない。太田美もその気持ちがあっても、レースはいつも逃げている。それが初日はプラスに働いた。
レース後は「今回は声援が多く気合が入った」とニコニコだった。準決10Rも太田りゆと梅川風子がクローズアップされて、ノーマークなのも食指が動く。(日刊スポーツ評論家)























