【天野保彦のオレに任せろ】

 元S級ランク1位が年末に完全復活する。「オレに任せろ」天野保彦は、2日目12Rの青山周平(33=伊勢崎)に本命を託す。初日11Rで1着を奪取し、前節から軌道に乗ってきたエンジンは上昇ムードだ。昨年SS王座決定戦の落車負傷を乗り越え、優勝だけをにらんでいる。

 2枠から飛び出した青山が、すぐに先頭に立った。8周回の長い道のり。木村武之の強襲を何度も受けたが、冷静に耐えて1着ゴールに入った。「とりあえずほっとした。無理をすると滑りそうなので、ペースが上がらなかった」。

 エンジンは良くなってきたが、まだ納得のレベルではない。「展開が向けば戦える足はある。でも、レース足が足りないし、重くて乗りづらい」と分析する。優勝するには、さらなる上昇が不可欠だ。

 前節、伊勢崎のG1シルクカップでは、優勝戦2着。マシンの状態は日増しにアップし、笑みがこぼれるシーンもあった。昨年のSS王座決定戦では、3日目に年間最多勝を更新する85勝目をマークしたが、何の反応もなし。「記録うんぬんより、優勝戦に向けエンジンを上げないと」と厳しい表情だった。それくらい自分を律する男だから、明るい笑顔は上昇の証しだ。最終日ファイナルの落車負傷でリズムを大きく崩したが、復調の手応えはある。

 「セットで重さを取りたい。タイヤは換える」と調整に全力投球。武器のスタートに関しても「クラッチのフィーリングが合っていない」と修正を図る。14年前期、16年後期にはS級1位。頂点に立った男が、苦闘した1年を笑顔で締める。

 逆転候補には鈴木を推奨する。後半に良くなるエンジンが魅力だ。木村に穴気配。青山を苦しめたレースぶりを評価する。整備が合えば金子も勝負になる。(3)-(5)(1)(2)-(5)(1)(2)(8)を厚めに(5)(1)-(3)-(5)(1)(2)も買う。