渡辺ゆかり(37=山梨)が復活の兆しを見せた。予1・7Rは、最終ホームから佐藤水菜がカマシ先行。奈良岡彩子に続いての3番手を堅実に追走し、昨年12月前橋以来の3着発進を決めた。渡辺は「展開が良かった」と、控えめに喜びを口にした。

1月から3場所で新車を投入してきたが、3場所とも決勝に進めず。今開催から以前の愛車に戻して一変した。「もう少し調子を上げてからにしたほうが良かったですね。もう点数も落とせないですからね」。度重なる落車で苦しみ、肩の脱臼癖もあるという。スピードスケートで冬季五輪に2大会に出場した生粋のアスリートが存在感を示した。