日本モーターボート選手会の第124期新人選手で、静岡支部所属の3人が14日、日刊スポーツ静岡支局を訪れた。

石原光(23)と鈴木慶太(20)は16日開幕の茨城放送杯(浜名湖)、大石真央(21)は23日開幕の公営レーシングプレス杯(同)でデビューする。

石原は、祖父の純夫さんが元ボートレーサーで、弟の翼(22)も現役レーサー。石原は浜松湖南高卒業後、車の整備士を目指したが、弟のレースを見て「自分もやりたい」と転向した。「整備士の免許があるので、エンジンの調整で役に立っている」と明かした。

鈴木は横須賀高野球部の元二塁手。いとこがボートレーサー大滝明日香(39=愛知)で、レースを知るきっかけになった。「普通に就職して決まった給料をもらうより、自分が頑張れる仕事をしたかった」と振り返った。大石は磐田西高バレーボール部でリベロをしていた。「デビュー戦は、無事故完走が目標。今後は男子選手の力強さを付けていきたい」と話した。