34期期待の新人、上和田拓海(23=川口)が2日目5Rで逃げ粘り3着、3日目準々決勝6Rへ進出した。

序盤は後続を引き離す逃げ展開に持ち込んだものの、平田雅崇、中山光がじわじわと進出。最終周回で平田に、ゴール前で中山にもかわされてしまった。

「最後は(走りたい外コースが)ぬれていた分、(アクセルグリップを)開けられなかった…」と残念そうにレースを振り返った。特に外線付近を中心に点々とぬれた部分が残った不安定なぶち走路だった分、先輩方が操る排気量600CCの1級車に対し、500CCの2級車で不安定路を走る難しさを体感する形となってしまった。

それでも「(3日目に)走路が回復して、いい着が取れれば」と、敗れはしたものの、養成所では最優秀賞を受賞して卒業した34期の精鋭は、前向きに解釈している。3日目準々決勝は6R。単騎の0ハンからペースを上げて今度は独走の大逃げに持ち込み、セミファイナル進出を狙う。