浅井康太(35=三重)が特選9Rをまくりで制した。金子貴志-北野武史が続いて中部ラインが上位を独占。浅井が自力でG1で勝ったのは、18年6月岸和田高松宮記念杯2予以来だ。

昨年の別府全日本選抜では準決で勢いよくまくりながら、ゴール前で山中秀将に追突するアクシデント。決勝に乗れていた展開が、失格という悪夢を経験した。「昨年迷惑をかけたことを思えば、負け戦でも自力で1着を取れて良かった。(前回いわき平途中欠場からの)復帰戦で勝てたことも今後につながると思う」と振り返った。

最近は目標がある番組が多い中で「車間の切り方、タイミングの取り方をもっとうまくすれば、もう少し自力で勝てるようになる。小川(真太郎)君、根田(空史)君という強い自力型をまくれたマーク屋として自信になりましたね」と、最後は自虐ギャグで締めくくった。