映画「マッドマックス」に出てくるキャラクターのような、ワイルドなルックスの正体は原田篤志(40=山口)だ。

その原田の趣味のひとつが、レザー(革)を加工して、財布やかばんといったアクセサリー類を制作すること。プロ顔負けの腕前を持つ、ハンドメードのレザークラフトは、おしゃれな街のセレクトショップに並んでもおかしくない。この革製マスクも、もちろんお手製だ。

「マスクが欲しくてもなかなか売っていないので、自分で作ろうと思いました。耳にかける部分は、もともと白いゴムですけど自分で染めたものです」

型紙から制作に取りかかり、約1時間かけて完成した。表面にはステッチがしっかり入り、裏側にはティッシュやガーゼなどを埋め込める作りとなっている。息が抜けるような構造で実用性も十分だ。

現在、地元戦に参戦しており、予選を3位で通過。5日目の準優戦11Rに1枠で登場する。

「足はいいですね。2日目から何もしていない。バランスが取れて、出足も伸びもいい。上位だと思う」と相棒の24号機(複勝率40・0%)に信頼を寄せる。

細工なしの真っ向勝負。本業のボートレースでは、職人芸が光るイン速攻で、優勝戦へ駒を進める。