地元の鈴木圭一郎(25=浜松)が遠州決戦を制し、大会3連覇を飾った。

鈴木が驚異的な追い上げを見せてゴール寸前で高橋貢を差し切った。枠なり最後方から着実に進出して5周3角で2番手に上がった。その時点で先に抜け出した高橋とは10メートル以上の差がついて、とても届かない位置取りだった。「追いつけばラッキーだし、駄目ならもっと序盤の展開を学ばないといけない。そんな思いで全力で回った」。周回ごとに差を詰めて最終4角で車を併せにいき、外を選択して開け切った。3日目後にケースとクランクを交換した整備が奏功した。「車体に触りたくないほど接地感があり手応え十分だった」。機力を生かし切っての勝利だった。