2日目までオール2連対を続けてきた黒崎竜也(46=三重)だが、予選最終戦の3日目9Rで5着となってしまい、得点率8・40まで後退。優勝戦は4枠回りとなった。

「いやあ、残念…」が第一声。でも、すぐに気を取り直した。「足は特訓の雰囲気は良かった。ただ、特訓もスタート展示とかでフライングを切ってスタートをため過ぎた」と、スタートに関しては反省の弁。

ただ、駆る28号機は、前回のG1周年で前田将太を優勝に導いたエンジン。悪いはずがない。「足はレースにいったらいい感じ。今節は自分の中でペラをきれいにしただけで、ほぼそのままです」。ペラを整えただけで、きっちり成績もまとまっていて悪くない。「スタートは難しいが、ダッシュの方が遅れる確率は低いと思います。1艇身の全速が目標。(自身に)4カドのイメージがある? あります!」と即答した。

確かに、カドの黒崎は積極的に仕掛けるイメージはあるが、自身もそのことを十分、認識している。「優勝戦は暖かくなる予報でしょ? なら、勝手に足は伸び寄りになるという安易な気持ちで(笑い)。今まで走る中で負ける相手はいない」と、エンジンに十分な手応えを口にした。得意の4コースカドまくりで、江戸川4度目の優勝も十分、可能性がありそうだ。