12Rで優勝戦が行われ、石渡鉄兵(48=東京)がインからコンマ11のトップスタートで逃げて優勝。14年平和島の第59回大会以来、G1は9年ぶり4度目の制覇を飾った。2着は佐藤翼、3着に飯山泰が入った。
「すごくうれしいです」が石渡の第一声だった。純地元の江戸川で、しかも初日ドリーム戦1枠に指名され、予選トップ通過。シリーズリーダーらしく、最後は王道の逃げで4度目のG1タイトルを獲得した。
「スタートは絶対入っているな、と思いました。勘通りですね。2コースの畑田(汰一)君は若いし、(握って)来るな、と読んでいました。何となく来そうな雰囲気があった」。2コースから果敢に仕掛けてきた畑田を受け止めて、人気に応えた。
「2日目(3R)の6番手から2着に追い上げた時に、エンジンがいいな、って確信が得られた。前検から伸びていて、2日目に回り足もいいな、って思いました」。2日目に駆る46号機の良さを再確認してからは微調整で優勝戦までいい状態をキープした。
この優勝で3月平和島SGクラシックの最終切符を得た。「山田哲也からは『(出場権獲得を)お願いします』と言われてました。しかも、息子(石渡翔一郎=130期)がデビューし、自分でもモチベーションが上がってるなって思ったんですけど。ここまで気持ちがね、上がるのかってくらいモチベーションが上がった。ええ、もうちょっと威張っていたいな、って」。ジョーク混じりに父の背中を見て選手になった息子へ向け、最高にかっこいい姿も見せた。
「今後の抱負とファンへのメッセージですか? 毎年、去年よりは稼ぐって思ってずっと走ってました。そうですね、同世代の方、一緒に頑張りましょう。と伝えたいです。まだまだ頑張りましょう、と」。石渡も48歳。世の40代の働く世代の方たちにエールを送った。
最後に、報道陣からこんな質問が出た。『江戸川周年は準優勝、さらにここを勝って(グランプリ出場へ)色気は出ますか?』。その問いに石渡は「ちょっと」と、はにかみながら前向きな笑顔でほほ笑んだ。「キャリアハイは目指したい。せっかくなんで」。
平和島SGクラシックへ向けては「地元なんで、山田哲也と2人で盛り上げたい。思い切り行くだけです。平和島も相性は悪くないです。調整面でも不安がそこまでない」。23年、絶好調の頼もしい“江戸川鉄兵”が平和島クラシックに名乗りを上げた。





















