海野康志郎(35=山口)がインから速攻を決めて今年初、下関は21年12月以来の優勝を飾った。

レースはすさまじいスタート合戦で幕開け。海野がコンマ03の踏み込みに対し、2コースの山口剛はコンマ02のトップタイミングで仕掛ける。逃げる海野、差す山口の首位攻防は、海野がパワーを生かして振り切った。2着は山口、3着は塩田北斗との接戦を制した原田篤志が入着し、圧倒的な1番人気で決着した。

海野は「スタートで出ていくのが分かったし、全速じゃない。今節はリズムが良かったし、足は全部がいい。エース機と思うし、優勝しないといけないと思った」と56号機に全幅の信頼を寄せた。「SGの権利を取ること。それだけ」と今年の目標を定めている。