11Rで決勝が行われ、久米詩(23=静岡)が児玉碧衣の番手から追い込み、今年のガールズ特別レース2勝目を挙げた。逃げた児玉は4着に沈んだ。

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久米が打鐘3角カマシの児玉に飛び付き、平塚ガールズケイリンコレクションに続く勲章を手にした。

決勝の相手は皆、年長者。「これまでは負けても、次に頑張ればいいと思っていたけど、今回は勝ってやる」と必勝を期して臨み、そして有言実行した。

ガールズ初のG1となった岸和田パールカップ決勝も、最終ホームで児玉に飛び付いたものの、ぴたりと追えず4車身差の2着ゴール。「ただ、追走で終わりました。これが現状で碧衣さんとの力の差」とうなだれていたが、今回は児玉を4着に沈める圧勝だった。

順調に賞金を加算して、ガールズGP出場に近づいた。もちろん、出るだけで満足はしない。「優勝できるように」と言い切った。【村上正洋】

◆久米詩(くめ・うた)1999年(平11)9月3日、京都府向日市生まれ。19年7月に奈良でデビュー(予選2、1着、決勝3着)。今年5月に平塚ガールズケイリンコレクション優勝。通算331戦134勝。通算獲得賞金は5708万3900円。160センチ、60キロ。血液型O。